わたしのセスナダイアリー
Part 1


c152.jpg (5454 bytes)航空留学目的でこられる人とは私の場合、少しケースが異なりますが私の体験を記します。
細かい方法はスクールによりますが、ここでは私がいたところ(ブラボーウイング)のやり方を記します。
本当はいくらかかるか、とかエージェントの選び方はどうするか、などが航空留学でこようとする日本の大多数の人の気になる点だと思いますが、私の場合むこうに居住していて通っていたのでこの点について助言できないのが残念です。ただその分ふつうのアメリカ人はどのように行うのか、という疑問には答えられるかもしれません。

まずライセンスを取得するまでに購入しておいたほうがよいものは、無線機、ヘッドセット、フライトログなどです。これらのものは在米中に通販、もしくは空港の近くのパイロットショップにあります。
たとえばトーランス空港の場合、ログや本などは空港内のショップにありますがちょっとしたものは少し離れたロングビーチ空港やジョンウエイン空港、あるいはバンナイス空港の大きなパイロットショップに行きます。


*無線機/エアバンドラジオ
無線機は航空機についているので必ずしも必要なものではありませんが、航空管制官=ATC(Air Trafic Controller)とのやりとりを英語で行わねばならないので、その航空英語を覚えるためにふつうみな買います。
これには受信だけできるエアバンドラジオ($100-200)と送信もできるトランシーバ($300-400)があります。英語のリスニングの勉強だけならばラジオでも十分ですが、後のパイロット人生にはトランシーバが役に立ちます。なぜならセスナの無線機が故障したときバックアップになるからです。初めは私もそんな大げさな、と思っていましたが一人で飛ぶようになるとやはりあると安心感があります。
パイロットとして飛ぶときは常にマーフィーの法則「こわれる可能性のあるものはいつか必ず壊れる」を心にとめておく必要があります。
ラジオはSporty'sのものが通販で購入でき、トランシーバはICOMのものが良いようです。また安くあげるならラジオシャックなどで売っている市販の廉価なエアバンドラジオもあります。$30前後です。

*ヘッドセット(ヘッドホン+マイク)
これもスクールによっては貸与してくれるでしょうがやはり自分専用のものを購入したほうが良いでしょう。これには固定翼用とヘリ用に大きく分かれます。まずジャック(口)が違うので共用できません。またヘリのほうが騒音が大きいのでヘリ用のほうが防音効果が高いのです。固定翼の場合、ヘッドセットなしで操縦する人もいます。
つぎに選ぶコツとしてリセールバリューを重視するとか流行のノイズキャンセラー付のにするか、という問題もあります。ヘッドセットには"ブランドもの"としてDAVID CLARKというのがあり、これを買うと少々高めですが売却を考えているときのリセールバリューは高いです。
また最近の傾向としてノイズキャンセラー付(ANR)のものがあります。わたしも持っていますが、これは外部の騒音を内蔵マイクでひろって逆の周波数の音をつくり打ち消してしまうというものでかなりの効果があります。また、わたしのPilotAvionics PA17の様に音声周波数帯のゲインを増感して交信を聞きやすくするという機能を持つものもあります。


腕時計も航空用のがありますが、訓練では大きく時間帯を
超えることはないので必要性は低いです。ただズールータイム(グリニッジ標準時)になれないうちは有効かもしれません。


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