アメリカ南西部について
--- まずはじめに
アメリカ南西部を定義から言えば、アリゾナ州とニューメキシコ州の全部そしてユタ州の南部とテキサスの一部となる。それは日本人にはいささかなじみのないものかもしれない。
しかし"The Southwest"という地域区分の言葉はアメリカ人にとってはあるイメージを抱くことができるものだ。それはたとえば"The West Coast(西海岸)"ということばからいくつものイメージを浮かべることができるのとおなじなのである。
このページは97年11月頃の情報で書かれています。また以下の本を参考にしています。
"THE SOUTHWEST - A pictorical
history of the land and its people","The story behinds the scenery各国立公園版","The
guide to National parks of the southwest","Outlaws and lawmen of the wild
west","TOMNSTONE - the town too tough to die","BIOSPHERE2 - a world in
our hands"
3次元グラフィックデータはUSGS提供のDEMを使用、2次元グラフィックはYahooのMapページを使用しました。
写真はすべてわたしが撮影したものなのであなたも同様な、あるいはもっとすばらしい光景を目にできるでしょう。
アメリカ英語ではアメリカ大陸先住民のことをNative Americanと呼ぶのが普通になってきましたがここでは日本語のすわりを考慮してインディアンと呼称します。
南西部になにがあるか -
- 南西部には -
大地と自然がある
まずここには大地がある。たとえばグランドキャニオンやモニュメントバレーなどの日本でも有名な自然公園・世界遺産やペトリファイドフォレスト(化石化木)などのようにユニークな国立公園もある。また一面が雪のように白い砂漠や地底の巨大な洞窟のように信じがたい光景も広がっている。
さらにもっとも保存状態の優れた巨大クレーターも見ることができる。
また広大なソノラ砂漠もひろがり日本人が思い浮かべるサボテンが広がる荒野というイメージはここのものである。
- 南西部には -
人と歴史がある
アメリカは歴史が浅いと人は言う。しかし、それはただしくはない。ここには数千年の昔からひとびとが暮らし文明をきづいてきた。彼らは現在のナバホ族インディアンが「われわれではない人々」と言う意味のアナサジという民族などの古代人たちだ。ここにはかれらの遺跡が多数ある。
そしてアナサジはいつしか歴史に消え、大地の支配者はスペイン人になりアングロサクソン人になってここはアメリカ合衆国の一部とよばれるようになった。そしてワイアットアープがドクホリディとともにOK牧場で決闘をし伝説を作った。じぶんの歳と同じ21人を撃ち殺したビリーザキッドはニューメキシコで保安官パッドギャレットについに撃ち倒された。そして近代になり映画監督ジョンフォードは好んでモニュメントバレーで撮影をし幾多の名作を生んだ。日本人が漠然といだく「西部、ウエスタン」というイメージの大半はここに根ざしているのである。
- 南西部には -
宇宙と未来がある
ニューメキシコ州ロズウエルという土地からUFOを思い浮かべる人も多いかもしれない。しかし、ロズウエルはアメリカのロケットの父であるゴダード博士がはじめてロケット打ち上げに成功したところであり、南西部はロケット開発の歴史がある。その過程で日本人にとっては不幸な歴史もそこにあった。
また大都市がすくなくきれいな大気があるためキットピークなど有名な天文台やVLA(Very Large Array)という巨大な電波望遠鏡群も多数ある。さらに小さな第二の地球をこの地上に作るべくバイオスフェア2というまるでSFのような実験が行われた。
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はじめはロスアンゼルス郊外からグランドキャニオンまで
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