ユルギス・カイリス（リトアニア）は今大会の優勝者でいまやもっとも有名なパイロットです。彼はもとスホーイ社のテストパイロットで大胆な飛行とショーマンシップを特徴としています。
彼の演技に使われている音楽は「遠音」という北海道のグループの「飛天」という彼のために作られた曲です。

この曲を含む組曲四季（"飛天"は"冬"とほぼ同じです)が発売されました。詳しくはtake-1のサイトへ。

スベトラーナ・キャパニナ（ロシア）は飛行時間も少ないですが、数々のアクロ大会で女性チャンピオンとなっており今後が特に注目されるパイロットです。
どんな演技のときにも冷静な顔をくずさないと言われていますが、ときおり投げキッスをしたりこのようにカメラに向かってVサインを送ったりとちゃめっけをみせてくれます。
彼女はスコーピオンズを音楽として使用しているのがまた特徴的でした。

ドミニク・ローランド（フランス）は前回日本で行われた但馬の際の優勝者でロール系の演技が特にすばらしいパイロットです。
彼はCAPのテストパイロットでアエロバティックス関連の会社のＣＥＯです。

エレナ・クリモビッチ（ロシア）は白いバンダナがトレードマークのベテラン女性パイロットです。
女性は軽いので男性パイロットよりも有利になることもあるのですが、反面操縦桿を両手で操作せねばならず不利な点もまたあります。
音楽はワルツです。

ピーターベゼネイ（ハンガリー）はやはりベテランのパイロットで上位ランキングの常連です。
音楽はシュトラウスのワルツでベテランパイロットはだいたいワルツを選曲しています。

(約１３秒 463KB)

ここではフランスの若きエースのエディデュッソウの演技をコクピットのカメラからみてみます。
ムービーになっていますのでPlayボタンをクリックしてください。
彼の使用しているイーラ(ERA)もクラブポップ系の音楽でベテランの選曲とは対照的です。

９９年度大会では残念ながらコクピット内のオンボードカメラは採用されませんでした。ここでは唯一搭載されたスカイボックスのオンボードカメラからの映像を掲載しました。

スカイボックスはタイトなフォーメーションでわたしたちを驚かせましたが、機体からみるとフォーメーションはこのように見えます。