スカイスポーツ、始めるには
            ハング編   (セスナ編も準備中です)

こんにちは!
このページを開かれたあなたはハンググライダーというスポーツに興味を持っていますね。
理由はさまざまでしょう。TVでみた、かっこいい、とにかく空を飛びたい、人と違ったことがやりたい、なんとなく...
そしてハンググライダーのことがもう少し知りたいなあ、と思っていることでしょう。
このページではぼくがいままでに受けた質問を元にQ&A風にハングについてまとめました。参考になれば幸いです。


以下ハンググライダーのことを単にハングと呼びます。また分かりやすくするため用語の使い方はやや適当です(^^;。

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そもそもハングとはなんですか?

 


ハングはヨットに使われるような強固なセールを翼にして空を飛ぶスポーツです。翼が三角形のものがハンググライダーで、パラシュートのようなものがパラグライダーです。
もともとNASAで人工衛星回収用に発明されたものをスポーツに転用したのが始まりと言われていますが、現在ははるかに進歩して安全にかつ高性能になっています。


ハングは風に流されるだけですか?

自分で操縦できますか?


もちろん自分で操縦でき、意のままに機体を操れます。専用の高性能機であれば連続宙返りですらできます。
一般に山の上から飛び立ってふもとの決められた地点にコントロールしながら着陸させます。
風に逆らうというよりは風を利用することが重要でうまく飛べれば数時間も滞空でき、1000ー2000mも上昇できます。

ハングはどうすれば始められますか?

ハングをやるのに自動車免許のような公的免許はないのですが、ハングの飛行をする場所ではある程度技量が無いと飛ばせてくれません。そこで日本ハング教会認定のライセンス(資格)を取るためにスクールにいくことになります。あるいは大学の場合はサークルに入ることもできます。


具体的にどうすればよいのでしょう?

まず近くのスクールを捜します。遠くてもかまいませんが、ライセンス取得まで時間がかかるので続けるには近くのスクールが良いです。大学生ならまずサークルを捜してください。
これには月刊スカイスポーツ誌やその別冊が役に立つでしょう。
関東の場合、東京近辺で神奈川近くなら私の行っているビッグバード(小田原)がよいかもしれません。都下より東では茨城や千葉にスクールがあるようです。

ここに電話して資料を取り寄せ、まあ良いなら実際いってみて練習をみてみます。たいてい見学は無料で随時見せてくれます。
ただ海岸で基礎練習しているのと実際山から飛んでいるのを両方みておいた方がいいでしょう。練習の支えになります。
そしてインストラクタとお話してスクールに実際入るかどうか決めて下さい。
まず自分で地面から浮くことができてまっすぐとべるというのが目標です。

またタンデムといってインストラクタと二人で飛んで山からフライトを体験するのもいいでしょう(1回約1万円くらい、30分くらいは飛べるでしょう)。

ハングはどこで飛べるのですか?


はじめは地道に海岸や山の斜面で離陸の訓練をすることになります。
きちんと技量が身に付いたら、いよいよ山から飛べるようになります。この場所はハングの飛行を許可されているところです。


ハングはどこに降りるのですか?

ぼくのエリアで言えば田んぼのまんなかにすこし土地があってそこに下りなければなりません。
ただ初心者はもっと広いところで全面が稲の刈り取りあとの田んぼでどこに降りてもいい、なんてとこでやります。


またホームページの弥彦の所にあるように海岸にもおりられます。

ハングのライセンスとは?


A級/B級/C級/P級とあってP級が独り立ちできるライセンスです。このうえにXC(クロスカントリー)という上級者向けのライセンスもあります。わたしは現在Cクラスで車で言えば第四段階の仮免練習中です。

個人差と風の具合にもよりますがAをとるまで10-20回くらい通うかもしれませんし、数回で取れることもあります。ただハングの場合講習料は一回当たりではなくそのクラス(例えばA級資格)をとるまで一律です。(風の関係で毎回はとべないので)
都合に合わせてゆっくりやってもかまいません。


ハングの楽しさは?

初めて自分のちからで空を飛んだ瞬間は忘れられません。。。

風に乗って上昇していき、いままで見えなかった尾根の反対側が徐々にみえてきたとき、頭を上げるときらめく太陽のしたにパノラマのように大地が広がる時、感動でふるえてきます。

飛ぶ時恐くないですか?


飛んでる時はそんなことは忘れています(^ ^)。
一番始めに山から飛ぶ時に、下見でテイクオフする所から下を見たらはっきりいって恐かったです。ですけど、ハングを背負って装備をつけて準備して同じ所に立ったらその怖さはありませんでした。そのためけっこうな練習期間を取って自信をつけるのです。


ハングは危なくないですか?

ハングのパイロットは金属のバーに囲まれていて、いざというときはそれがクッション(車のロールバーのように)になります。
また現在のグライダーはとても失速しずらくなっていますし、万一の場合でも翼が抵抗になってゆっくりと落下します。またパラシュートも装備します。

ハンググライダーはいつやるのですか?

 シーズンはあるのですか?

いちおう年中無休でできますが、田んぼを着陸エリアに使用している場合に夏は着陸エリアが小さくなるので実質初級者は夏できません。11月頃から3月頃までを主に飛んでいます。
のでスキーをやってる人はよく予定とバッティングします。
まあシーズンごとにいろいろやることがちがったほうが筋肉をいろいろ使えてより健康的ですね。

ハングの他に空を飛ぶスポーツはありますか?

手軽にできるパラグライダーもいまは一般的です。ハングにくらべると初めてから飛べるまでの期間が短い、また器材が軽いという長所があります。一般に性能的にはハングのほうが上ですが、差はかなり小さくなって来ているようです。

ハングは外国でもできるのですか?

IPPI(イッピー)という国際技能認定があってアメリカやヨーロッパで通用します。自動車の国際免許証のようなものです。
わたしも半人前ながら生意気にもロスで一度IPPIを見せて飛びました。しかし、まだIPPIを知らないインストラクターもいるようです。

わたしの知りたいことがもっとあるのですが?

ぼくにお気軽にメールをください。ここだけの秘密ですが会社にメールを転送しているので返事は100%確実です(^^)。
このページを読むのがめんどくさい人も直接メールしていいですよ。
では、このページがお役にたったことを祈っています。

いつか、あなたと、どこかの空で。。。

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